07267 基礎生物学セミナーA1,2
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選 |
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春学期 |
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4 |
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1〜4 |
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江本 純 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 実験を通して“生きている”ということを考える |
授業概要 | 「細胞は死なない」と言ったら、皆さんはどのように感じますか。私たちは「生物はみんな死ぬ」と教わってきました。でも考えてみてください。私たちはすべて細胞でできています。その細胞は最初1個の受精卵でした。この受精卵は母親の生殖細胞の1個が、死ぬことなしに精子と一緒になることで次の世代の出発点となるわけで、細胞は死なずに新しい個体の誕生として引き継がれていきます。究極的に言いますと、40億年前に誕生した最初の生命としての細胞は、一度も死ぬことなしに次世代へと受け継がれ、現在の私たち生物の細胞へと変化してきたわけです。このように理解すると、細胞が生きているとはどうゆうことか、細胞の機能とはどんなものかという問題はたいへん興味深いものだということに気づくでしょう。 この授業は、文科系の皆さんにもこのような問題を理解していただくために、細胞の基本的な機能に焦点を当てた生物学実験をふんだんに取り入れたものです。自分で実験することで、これまで苦手と感じてきた生物学の基礎知識が自然に身につくように構成されています。 春学期の基礎生物学セミナーAでは、生物学の基礎である細胞の機能を中心に、生物学から見た“生と死”の問題を考えていきます。また電子顕微鏡によるミクロの世界の観察や動物の解剖も準備しています。 |
学修目標 | 皆さんの世紀「21世紀」は“バイオの時代”でもあります。“バイオ技術”は、私たちの生活・文化・精神を今まさに大きく変えようとしています。文科系の皆さんにとっても今までは“生物学”という遠い世界だったものが“バイオ”となって押し寄せています。これからの皆さんには、生物学の基礎知識は大変重要なものになります。是非とも受講することを勧めます。 |
授業計画 | 1.実験における諸注意、スケッチの方法、講義:細胞の構造 2.顕微鏡の操作(ムクゲ)、細胞の構造:タマネギの表皮細胞 3.電子顕微鏡I:電子顕微鏡の構造、(裏)さまざまな細胞の観察 4.遺伝子DNAの抽出 5.草花の同定と花粉採取・試料作製、植物の進化と花の構造 6.電子顕微鏡II:操作と写真撮影、(裏)ヒトの染色体 7.細胞の基本機能:体細胞分裂 8.個体発生における生と死:ウニの発生 9.原生動物と共生:シロアリの腸内共生微生物 10.動物の多様性と三葉虫化石の観察 11.植物色素の分析:薄層クロマトグラフィー 12.脊椎動物の解剖I:ウシガエルの内部形態 13.脊椎動物の解剖II:ウシガエルの筋肉系 14.脊椎動物の解剖III:ウシガエルの骨格系 |
評価方法 | 実験レポート(100%) |
テキスト | 実験マニュアルは生物学教室で準備します 【その他】実験を含む授業です。最初の授業で実験の諸注意の案内がありますので、必ず出席すること。欠席の場合は登録を取り消すこともあります。 |
その他 |