20066 青少年問題論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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林 雅代 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | プロブレマティークとしての「青少年」 |
授業概要 | 「青少年」に関わるさまざまな問題が、マスコミなどでしばしば取り沙汰されている。本講義では、それらの問題を表面的に取り上げるのではなく、そもそも「青少年」という世代に対して私たちが抱いている前提や、その世代がおかれた社会状況との関連で、「青少年」に関わる諸問題を社会学的に考察していくことを目的とする。その際特に、データや理論の蓄積のある「少年非行」の問題を中心的な例として取り上げていく。 |
学修目標 | 「青少年問題」に対する社会学的アプローチを学びながら、「青少年問題」を成立させている社会的なしくみや、「青少年問題」に関する理論的な解釈、「青少年問題」の過去と現在について理解を深めることにより、「青少年問題」の多面的な見方を身につける。 |
授業計画 | (1)イントロダクション (2)「青少年」とは何か (3)「青少年問題」とは何か (4)「青少年問題」の歴史的構築(1):「青少年問題」の不在から「青少年問題」の誕生へ (5)「青少年問題」の歴史的構築(2):「青少年問題」の大衆化と普遍化 (6)「青少年問題」の社会的構築 (7)「青少年問題」に関わる社会制度の形成 (8)「青少年問題」の理論的解釈(1):犯罪学のおこりと社会解体論・非行文化論 (9)「青少年問題」の理論的解釈(2):社会構造とアノミーの非行理論 (10)「青少年問題」の理論的解釈(3):ラベリング・漂流と中和・社会的絆の非行理論 (11)子ども期・青年期の変容と社会統制の変容 (12)「問題青少年」処遇の現在 (13)社会的弱者としての青少年と社会制度 (14)まとめ (15)定期試験 |
評価方法 | 基本的に定期試験(100%)による(論述式、参照物不可)。ただし授業時の小レポートの提出状況を若干加味することもある。 |
テキスト | 特に指定しない。授業中にプリントを配布し、参考文献を随時提示する。 |
その他 |