南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
井上 淳
他の科目との関連 「ラテン語文法・講読I」および「ラテン語文法・講読II」を履修済みであること。
他学科履修 不可
副題 Beati qui nunc fletis, quia ridebitis.
(今泣いているあなた方は幸いである。あなた方は笑うであろう)〔ルカ6. 21〕
授業概要 キリスト教学の専門的な知識と理解を深めるために、西洋古代・中世のラテン語原書を講読し(III)、キリスト教学研究の基本を学ぶ(IV)。
学修目標 ラテン語原書の解読を通して、キリスト教学研究の基礎を培う(III)。
研究発表を通して、キリスト教学研究の基本を体験的に学ぶ(IV)。
授業計画 <基礎演習III(春)>
 ラテン語原書を地道にひたすら読んで行きます。基本的な進み方としては、各人に適当な分量の箇所が割り当てられ、それを自宅であらかじめ解読し、授業において発表してもらい、正誤を検討します。

1. はじめに
2. ラテン語原書と向き合う
3. ラテン語原書に取り組む
4. ラテン語原書に泣く
5. ラテン語原書にいどむ
6. ラテン語原書とたたかう
7. ラテン語原書ともみ合う
8. ラテン語原書に笑う
9. ラテン語原書に打ち勝つ
10. ラテン語原書に親しむ
11. ラテン語原書を味わう
12. ラテン語原書を読み解く
13. ラテン語原書に学ぶ
14. ラテン語原書とたはむれる

<基礎演習IV(秋)>
 演習IVでは、各自が自分のテーマを選んでそれを研究し、研究発表をしてもらいます(人数によりますが発表は1人2回ほどです)。研究テーマは、哲学思想、神学、文化、芸術、歴史、社会問題など、キリスト教に関するものなら何でも自由に好きなものを選ぶことができます(ただし私と相談の上で)。

1.  はじめに
2〜5. 研究指導
6〜14. 研究指導及び研究発表
評価方法 出席と授業態度(約60%)、レポート(あるいは試験)および研究発表(約40%)をもとに、厳格に評価します。
テキスト 【参考書】
(購入の必要はありません。図書館に入っています):
(1) 松平千秋・国原吉之助 共著『新ラテン文法』(東洋出版、1992年).
(2) 中山恒夫『古典ラテン語文典』(白水社、2007年).
(3) B. L. Gildersleeve & G. Lodge. Gildersleeve’s Latin Grammar. Wauconda, IL: Bolchazy-Carducci Publishers, Inc.,1895.
(4) Sir William Smith and Sir John Lockwood. Chambers Murray Latin-English Dictionary. London: John Murray, 1933.
(5) 國原吉之助『古典ラテン語辞典』(大学書林、2005年).
その他