22625 人類文化学特殊講義(言語哲学)
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選 |
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春学期 |
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2 |
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3・4 |
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服部 裕幸 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 言語は単なるらくがきなどとは異なり、何かを指示したり意味したりする(のに使われる)。しかし、ある記号が何かを指示するとか意味するとはいかなることなのだろうか。人が言語を話すときには規則にしたがっている。しかし、規則にしたがうとはどういうことなのか、どのような規則にしたがっているのか。このような問題を検討することによって言語や言語についての知識の本性を考える。 |
学修目標 | 言語にまつわる哲学的問題のいくつかの英米風の考察を通じて、言語について哲学的に考えるとはどのようなことなのか、ということを体得することを目標とする。 |
授業計画 | 以下のような順番で講義を行なう予定である。 1.現代英米思想における言語哲学の位置 2.言語哲学とは何か 3.フレーゲの言語哲学 4.(初期)ラッセルの言語哲学 5.初期ウィトゲンシュタインの言語哲学 6.後期ウィトゲンシュタインの言語哲学 7.カルナップの意味論研究 8.クワインの言語哲学 9.プラグマティズムについて 10.クワインのプラグマティズムへの回帰 |
評価方法 | 学期末に実施するテストによって評価する。 |
テキスト | 特に使用しない。 【その他】参考文献として次のものをあげておく。 服部裕幸『言語哲学入門』勁草書房 飯田隆『言語哲学大全』I・II・III 勁草書房 グレーリング『ウィトゲンシュタイン』講談社選書メチエ 永井均『ウィトゲンシュタイン入門』ちくま新書 丹治信春『クワイン』講談社 フックウェイ『クワイン』勁草書房 |
その他 |