40902 日本経済史B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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川m 勝 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 史料を通して見る日本近代初期の経済政策 |
授業概要 | 「日本経済史A」は、日本資本主義の成立と展開過程を軸にして、江戸時代初期から現在に至る約400年を通史的に概説したのに対して、「日本経済史B」では、明治時代初期の経済政策の実現過程に絞って、史料を読みながら考察していく。 明治時代初期に展開された殖産興業路線の主導、展開、挫折について、大久保利通を中軸に据えて、政治の動き、政策担当者の思惑、産業化の意識、経済学者やジャーナリストの思想を解明しながら、政治と経済の関係を考える。 |
学修目標 | 1.史料を正確に読み、意味を理解する。 2.それぞれの論者の目指したものを理解する。 3.殖産興業政策の各段階の特徴と流れを理解する。 4.殖産興業政策の日本経済史における意義を考える。 |
授業計画 | 1.経済史の方法——殖産興業政策とは 〈殖産興業政策の立案〉 2〜3.大隈重信と御雇外人モレル 4〜5.伊藤博文と工部省の設置 〈殖産興業路線の本格化〉 6〜10.大久保利通主導の殖産興業政策 〈殖産興業政策への批判〉 12〜14.田口卯吉の経済思想 15.定期試験 |
評価方法 | 史料の読み方についてのレポート、定期試験によって評価する。 |
テキスト | 講義に先立って、「史料」プリントを配布するので、講義の前に読んでおき、疑問箇所、意味のわからないところを明確にした上で、講義に望むこと。 【参考文献】講義を聴くには、この時期(明治時代前期)の日本の政治と経済の流れを理解しておく必要がある。「日本経済史A」を履修していないものは、下記の書物を必ず通読して、時代背景と日本の政治・経済の進行過程を把握しておくこと。 ・宮本又郎『新版 日本経済史』放送大学教育振興会、2008年 ・三和良一『概説日本経済史 近現代』(第2版)東京大学出版会、2003年 ・坂野潤治『近代日本政治史』岩波書店、2006年 |
その他 | 講義内容はレジュメにメモするのではなく、講義の進行に沿ってノートを取り、配布した史料と付き合わせて整理し直すようにすること。 講義中、不明な点があれば、いつでも質問して良い。また、講義時間以外でも質問に応じるので、不明点を残しておかないようにすること。 私語をする者は、退席してもらう。 |