51715 経済政策論A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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水谷 重秋 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | マクロ経済政策 |
授業概要 | 資本主義国家においては、経済問題は主として市場機構を通じて解決されることになっている。しかしこの機構にはいくつもの重大な欠陥がある。資本主義国家の政府には、この市場の欠陥を補完する役割、すなわち資源配分機能、経済安定化機能、富と所得の再分配機能という3つの役割がある。それらのうち、本講義では政府の「経済安定化機能」を中心に講義する。 |
学修目標 | 経済の分析方法を身につける。 |
授業計画 | 1929年に始まる世界大恐慌から、戦後復興と高度経済成長、2度に渡る石油危機、バブル経済とその崩壊、経済回復、そして現在の国際的金融危機までを歴史的・理論的に分析し、その間に実施された経済政策の妥当性を検討する。 1.世界大恐慌と新古典派経済学 2.ケインズによる新古典派経済学批判 3.ケインズ経済学 4.財政政策とその効果 5.金融政策とその効果 6.供給重視の経済学とレーガノミックス 7.フィリップス曲線とマネタリスト 8.合理的予想形成学派と公共選択論 9.プラザ合意と円高・内需拡大 10.バブル経済の形成 11.バブル経済の崩壊 12.90年代不況と経済政策(1) 13.90年代不況と経済政策(2) 14.現代世界金融危機の分析 |
評価方法 | 期末試験が90%、宿題・提出物が10%。 |
テキスト | 講義ではテキストは用いない。必要な箇所でその都度参考文献を紹介する。 ハンドアウトを配布する。 |
その他 | ホームページ(http://www.nanzan-u.ac.jp/~mizutani/)を利用して講義を補填する。 【注意!】本講義では図や簡単な数学を用いる。そのことを了解した上で受講すること。 |