南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
安藤 隆穂
他の科目との関連 経済思想史も受講することが望ましい
他学科履修
副題 近代社会における経済倫理の成立について
授業概要 思想史の視点から経済倫理上の重要主題について検討します。経済倫理がどのように生まれ変貌してきたかを歴史的にたどり、これをふまえて、近代社会における経済倫理的主題について考えていきます。講義内容は主題別に基本編と応用編に分けます。基本編では、近代における経済倫理の成立をリードした思想をとり上げ、近代の経済倫理の基本について理解することを試みます。応用編では、個別具体的な事例を検討します。
学修目標 経済倫理の問題は、私たちの生き方に直接かかわる問題です。概説を聞き、知識をうるだけではほとんど学習の意味はありません。想像力を働かせ、人間の生き方の歩みを追体験するように、経済倫理の成立についての認識を深めていきたいと思います。現代の私たちの経済倫理の基本は近代に生み出されました。近代を対象に、経済倫理について原理的思考を身につけましょう。
授業計画 1.はじめに(各回とも基本編と応用編を組み合わせます。)
2.経済倫理の歴史的位置—古代・中世と近代
3.宗教と経済
4.宗教倫理と職業倫理
5.経済人の誕生
6.ロビンソンと経済人
7.ガリヴァーの経済人批判
8.産業と倫理
9.『蜂の寓話』の産業人
10.政治倫理と経済倫理
11.ルソーの経済人告発
12.経済と道徳:アダム・スミス
13.スミス(続)
14.まとめ
評価方法 出席とミニ・テストが50%、レポートまたは試験が50%
テキスト 講義中、適宜、資料配布する。
その他