南山大学

 
指定
期間
秋期隔週
単位
年次
1・2
担当者
津村 俊充
講義題目 ラボラトリー方式の体験学習のフィールドでの応用実践の研究
開講キャンパス
授業概要  学校教育、看護医療、企業内教育など、ヒューマン・サービスに携わる人々を対象にした体験学習を用いた教育実践は、さまざまな手法やプログラムを用いて行われている。本科目では、学校教育、医療看護教育、企業内教育など現場、またはNGOなどの教育研修における教育実践に関する文献研究をするとともに、受講者が関心をもつフィールドを設定し、そのフィールドの対象に対するラボラトリー方式の体験学習を用いた教育プログラムを計画し、実践・評価することを試みる。こうした一連の実践研究を通して、教育ファシリテーション能力を高めることをめざしている。文献研究などの学内授業と、教育実践の目的の明確化、教育実践のプランニングなどを具体的に行い、受講者とともに相互評価を行うなどの教育分析を試みる。
学修目標  ラボラトリー方式の体験学習の理解を深める。教育プログラムの計画力と実践力を高めながら、参加者の学びを促進するファシリテーション能力の向上をめざす。また、相互フィードバックを通して、ともに学び合う関係づくり能力も高める。
授業計画 本授業は、土曜日3限・4限の2コマ連続の隔週で開講される。授業日は、教務課Webページの隔週講義科目一覧または教育ファシリテーション専攻のWebで確認すること。
本年度は、下記の授業計画のように6回と1回(1泊2日)の合宿授業で構成される。
1〜2.ラボラトリー方式の体験学習に関する基礎知識の修得と本授業のねらいの明確化と共有化
3〜4.ラボラトリー方式の体験学習を実施するための留意点と討議ならびに設計プロセスの概説と企画チーム作りとミーティング(1)
5〜6.レビンの場の理論を用いたニーズ分析と企画チームミーティング(2)
7〜8.クライエントへの企画提示のための企画書作成と企画チームミーティング(3)
9〜10.各グループの企画書のプレゼンテーションと企画チームミーティング「イベントづくり」(4)
11〜12.企画チームのイベントの計画と具体的実施にむけてミーティング(5)
13〜15.[2010年1月9日(土)〜10日(日)の合宿]企画チームごとに体験学習の実施と企画プログラムに対するフィードバックセッション
評価方法 授業時における発表(50%)ならびにレポートの成績(50%)を総合して評価する。
テキスト テキスト・参考文献は、授業開始時に配布もしくは指示する。
その他 授業開始までに、津村俊充・石田裕久 編著 「ファシリテーター・トレーニング−自己実現を促す教育ファシリテーションへのアプローチ_」(ナカニシヤ出版 2003)を通読しておくこと。
本授業は教育プログラムづくりのために、授業時間外にもグループミーティングの時間を必要とする。
事前に、体験学習ファシリテーション基礎研究および体験学習設計研究を履修していることが望ましい。