南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1
担当者
斎藤 衛
講義題目
開講キャンパス
授業概要  比較統語論の観点からの日本語研究を中心として検討する。現在の日本語研究の主要な課題について議論しつつ、日本語研究がどのように一般理論に寄与しうるのかを考える。受講者は、各自研究テーマを選択して研究を進め、口頭発表を行った上で論文にまとめる。特に、課題の設定、データ分析の方法、議論の展開の仕方、理論的帰結の提示などについて指導を行い、統語論研究に寄与しうる力を培う。
学修目標  言語学者として、研究を遂行し、公表する力を養う。この学期の目標は、大局的な理論的課題を理解しつつ、関連するデータを着実に分析して、5〜10ページ程度の squib が書けるようになることである。
授業計画 1〜2 句構造と主要部パラメター
3〜4 文法格をめぐる諸問題
5〜7 移動現象(名詞句移動、演算子移動、スクランブリング)
8〜9 Wh句と計量詞の作用域(非顕在的移動か束縛か)
10   意味構造と談話構造(文左方周縁部の解釈)
11〜12 複合動詞と文法格
13〜14 削除現象(項削除をめぐって)
評価方法 授業への貢献30%、論文70%
テキスト (参考文献)
Miyagawa, Shigeru and Mamoru Saito, eds. (2008) The Oxford Handbook of Japanese Linguistics.
  Oxford University Press, Oxford.
その他