95144 現代社会の理論と分析A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜 |
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阪本 俊生 |
講義題目 | 経済社会と自殺 |
開講キャンパス | |
授業概要 | デュルケムの古典的著作『自殺論』を中心に現代社会における自殺と社会や経済の状況との関連性について考察する。自殺者数が3万人以上となり続けている今日の日本において、自殺と社会経済状況との関連性について、デュルケムを中心とする社会学研究の視点から見てゆく。自殺に関するデータを社会学的に分析する視点を学ぶ。 |
学修目標 | デュルケムの社会学のものの見方を習得するとともに、現代社会がはらんでいる問題点を把握する社会学的な視点を習得すること。 |
授業計画 | 1.今日の日本の自殺の現状とデュルケムの『自殺論』について 2.デュルケムが自殺統計を見る視点 3.経済発展と自殺の増加について 4.自己本位的自殺について 5.自己本位的自殺と個人化 6.アノミーとアノミー自殺 7.前近代の自殺について 8.経済と自殺・・・景気の動向と自殺率 9.デュルケムの『自殺論』の分析と近代以降の日本の自殺率 10.デュルケムのいう中間的な職業集団と日本の会社神話 11.高齢化社会と自殺 12.社会のシングル化と自殺 13.ポストモダンと自殺について 14.全体のまとめ |
評価方法 | 出席・参加度・報告が50%、レポートが50% |
テキスト | E.デュルケム『自殺論』 |
その他 |