南山大学

 

【科目コード】97617

【科目名称】インベストメント

【担当者】竹澤 直哉

【単位数】2      【配当年次】1秋・2     【開講期】秋学期

 

【授業概要】

本科目は、資本市場の役割とその仕組み及び基礎的知識を学びながら、資本市場におけるリスクとリターンの関係を理解することが主な目的である。資産評価の基礎的理論と投資家が証券、債権、デリバティブといった金融商品を紹介し、市場の効率性などについても考える。授業は教科書とケーススタディを教材に使いながら、プレゼンテーション、ディスカッション、講義及び演習を通して投資理論の理解について深める。

【到達目標】

資本市場の役割および基本的取引がどのようにして、魅力的な投資を行うことが可能であるかを投資家、資本家の両方から理解をし、この現象を現代ポートフォリオ理論がどのように体系的に説明できるかについて、CAPMを中心学ぶことを目標とする。

【授業計画】

1.        資本市場

資本市場の説明とその役割について学ぶ。

2.        資本市場 討論

3.        レバレッジ・信用取引,債権と期間構造

信用取引とその仕組みおよびレバレッジをきかせたトレードとそのリスクについて学ぶ。

4.        レバレッジ・信用取引,債権と期間構造 討論

5.        企業ベータ・CAPM

リスクとリターンの関係およびCAPMについて学ぶ。また、企業リスクを測るベータとの関係について説明をする。

6.        企業ベータ・CAPM 討論

7.        中間試験

8.        インデックストレード・市場の効率性

インデックスの役割と市場の関係について学ぶと同時にトレードにどのように利用するかについて学ぶ。

9.        インデックストレード・市場の効率性 討論

10.     ポートフォリオ理論

ポートフォリオを組むことによって、リスク・リターンが変化することを学ぶと同時に、効率的なポートフォリオについても説明を行う。

11.     ポートフォリオ理論 討論

 

12.     プレゼンテーション準備

最終プレゼンテーションへのフィードバック。

13.     最終プレゼンテーション

最終レポート提出

14.     信用リスク・Liquidityリスク

ポートフォリオで資産を運用するときに考慮すべきその他のリスクについて、基本的な概念の説明を行う。

15.       まとめ、復習(期末試験質疑応答)

【評価方法】

筆記試験20%

 中間試験 10%

 期末試験 10%

提出物15%

 最終レポート5%

 課題10%

授業への貢献度 45%

 討論への貢献度や発言内容等

プレゼンテーション 20%

【テキスト】

“証券投資”上、東洋経済 ツヴィ・ボティー、アレックス・ケイン、アランJマーカス

堀内昭義訳

【参考文献】

“Financial Modeling” Simon Benninga 2nd Edition

“Options, Futures, and Other Derivatives” 6th Edition

“Multinational Business Finance” David K. Eiteman, Arthur I. Stonehill, Michael H. Moffett

“Modern Portfolio Theory and Investment Analysis” Martin J. Gruber, Stephen J. Brown, William N. Goetzmann, Edwin J. Elton