00533 政治・経済と人間の尊厳B
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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井上 洋 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 近年、政治的無関心が増加し、選挙における投票率の低下が著しい。代議制(代表民主制)の空洞化を指摘する声もある。さらに、「政治の言葉や理想が力を失い、政治の見せ物化が進んでいる」という意見もある。このような現状を踏まえ、本講義では、映像資料を使いながら、選挙権の獲得を目指す社会運動などいくつかの社会運動を歴史的に追うことによって、選挙権の獲得や政治参加の声が人間としての尊厳の確保を求める叫びと不可分のものであった点を確認する。そのうえで、現代おける政治参加の意義、社会運動・政治運動の可能性、それらと人間の尊厳の関係などについて検討する。制度の細目の説明よりも、問題の所在を明らかにし、問題の克服について考えをめぐらせることに重点をおきたいと思う。 |
学修目標 | 現代おける政治参加の意義、社会運動・政治運動の可能性、それらと人間の尊厳の関係について思考を深める。 |
授業計画 | 第1部:‘If I had a hammer’(邦題:「天使のハンマー」)から見た20世紀の政治と社会 1.‘If I had a hammer’とフォーク・ソングの歴史 2.1940年代後半から1950年代のアメリカと世界…“赤狩り”、マッカーシイズムの時代、そして冷戦激 化の時代… 3.1960年代のアメリカと世界…公民権運動とベトナム反戦運動の高揚と、‘雪どけ’… 第2部:「遠い夜明け」(‘CRY FREEDOM’)、あるいはアパルトヘイトの歴史について 4.映画「遠い夜明け」(リチャード・アテンボロ監督作品、1987)について 5・6.アパルトヘイトの歴史 第3部:イギリスにおける労働運動と民主主義——イギリス映画「ブラス!」(マーク・ハーマン監督作品、 1996年)によせて—— 7.映画「ブラス!」の背景——サッチャリズムと労働運動—— 8.炭鉱労働の歴史 9.労働組合運動の歴史 10.労働組合運動と政治的民主化 11.新保守主義の台頭(イギリスの1980年代) 第4部:レポート発表と討論 12・13・14.レポート発表と討論 15.定期試験 |
評価方法 | 授業期間中のレポート発表と筆記試験による。講義中の問いかけに対する発言や、講義終了後の質問など、積極的な受講態度も評価に加味する。(レポート発表40%、筆記試験60%) |
テキスト | 特には指定しない。講義に際し、資料プリントを配布する。参考文献・主題をさらに深めるために読むべき文献については、講義中に適宜紹介する。 |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-2)。 |