06553 文化と情報2,3
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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安田 文吉 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 日本文化の表現(近世芸能の表現) |
授業概要 | 近年、情報科学の発達とその応用には目を見張るものがある。これが産業構造を変え、新たなサービス業の発達を促し、社会生活に、さらには人々の思考や行動様式に、少なからぬ影響を及ぼしている。本講義では、人間とその文化を情報という視点から捉え直していく。 |
学修目標 | 歌舞伎・浄瑠璃を中心とする近世芸能文化は、近世社会における様々な情報の発信源でもある。歌舞伎・浄瑠璃に描かれた物語や登場人物から、近世の人のものの考え方や、歴史、言語(言葉遣い)、衣服(着物)、習慣(礼儀・作法)、生活情報(薬・化粧品の広告)などを理解把握するとともに、それらが、現代において継承活用されている点に注目し、日本文化の特質を捉える。 |
授業計画 | 1 歌舞伎の成立(1)お国歌舞妓成立以前I 2 歌舞伎の成立(2)お国歌舞妓成立以前II 3 御園座陽春歌舞伎「夜の部」の演目の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(冊子形態の資料配布。学外授業の一環として、5月19日〈水〉午後4時開演の夜の部の鑑賞と研究を行う〈詳しい興行日程未定のため、予定〉。費用は、学生団体割引で3000円〈予定〉) 〔秋学期〕御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(1)(冊子形態の資料配布。学外授業の一環として、10月20日〈水〉午後4時開演の「夜の部」の鑑賞と研究を行う〈詳しい興行日程未定のため、予定〉。費用は、学生団体割引で4000円〈予定〉) 実際に歌舞伎を見ることで、歌舞伎、さらには近世文化の実態を考える。 御園座陽春花形歌舞伎(秋学期は顔見世)上演作品についての鑑賞と研究の資料冊子を熟読する。 〔秋学期〕御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(2) 4 陽春花形歌舞伎「夜の部」の演目の鑑賞後の研究 〔秋学期〕御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(2) 5 中日劇場6月公演市川猿之助スーパー歌舞伎の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(1)(冊子形態の資料配布。学外授業の一環として、6月23日〈水〉午後4時開演の『東海道中膝栗毛』の鑑賞と研究を行う〈詳しい公演日程未定のため、予定〉。費用は、学生団体割引で5000円〈予定〉) 中日劇場上演の市川猿之助スーパー歌舞伎についての鑑賞と研究の資料冊子を熟読する。 〔秋学期〕歌舞伎の舞台機構 6 中日劇場6月公演市川猿之助スーパー歌舞伎の粗筋・趣向・特色・問題点についての講義(2) 伝統歌舞伎とスーパー歌舞伎の相違を明らかにして歌舞伎の意義を考える。 〔秋学期〕歌舞伎の荒事 7 歌舞伎の成立(3)お国歌舞妓成立 8 女歌舞妓の禁止 9 若衆歌舞妓の成立 10 野郎歌舞伎の成立 女方と日本芸能における所作(動作)の基本形 11 歌舞伎の荒事 〔秋学期〕学外授業の一環として、12月に行われる名古屋芸能文化会の講演会(例年、正統なる継承者が一人ないし二人の芸能、例えば「平曲」「貝祭文」などを鑑賞・研究する会)の鑑賞と研究(会場・日程未定、入場無料) 名古屋芸能文化講演会上演の伝統芸能についての鑑賞と研究の資料冊子を熟読する。 12 歌舞伎の和事(1) 〔秋学期〕名古屋芸能文化講演会鑑賞後の研究 13 歌舞伎の和事(2) 〔秋学期〕歌舞伎の和事(1) 14 歌舞伎の舞台機構 〔秋学期〕歌舞伎の和事(2) 15 定期試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 【授業計画】欄参照 |
評価方法 | 定期試験(筆記試験)100% |
テキスト | 「歌舞伎入門」おうふう(1890円) 「歌舞伎のたのしみ」北白川書房(1400円) |
その他 |