21357 東方キリスト教思想A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大森 正樹 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 東方キリスト教の根本思想 |
授業概要 | 東方教会と西方教会はもともと兄弟姉妹の教会であるが、それが成立した場所やそれに属する民族の違いにより、時代とともにかなりの相違点を呈している。こうした違いに注目しながら、東方キリスト教の根源的姿を概観してみたい。 |
学修目標 | 東方キリスト教思想の特質は何であるかを西方キリスト教思想との相違などを通して、正確に把握することがねらいである。 |
授業計画 | A.ギリシャ教父とその神認識をめぐって 1.ギリシア教父における a.神認識の不可能性について b.聖霊の問題 c.恩寵と人間神化 3.グノーシス主義とエイレナイオス 4.アレクサンドリア学派(クレメンス、オリゲネスetc.) 5.アンテイオキア学派 6.カッパドキアの三教父 7.カルケドン公会議 8.擬ディオニュシオス 9.マクシモス 10.ダマスコスのヨアンネス 11.パラマス B.東方教会の三位一体論概説 C.ロシア思想におけるキリスト教 ソボルノスチの思想 ソロヴィヨフ、フロレーンスキー、等の思想 (時間的余裕のあるとき上記C.にも触れる予定) |
授業時間外の学習(準備学習など) | J・メイエンドルフ著、鈴木浩訳『ビザンティン神学』(新教出版社)など、東方キリスト教に関する文献に目を通しておくこと。 |
評価方法 | 出席状況20%、定期試験80% |
テキスト | 必要なものは適宜プリントを配布 |
その他 |