22311 現代の哲学A
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
鈴木 真 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代道徳哲学入門 |
授業概要 | 道徳哲学にとって中心的な問いとは、「倫理[道徳]って何?」「倫理にただしい答えなんかあるの?」、「どうしたら誰の(倫理についての)考えがただしいかわかるの?」、「倫理的に生きるってどういうこと?」、「何が善くて何が悪いの?」、「倫理的な人ってどんな人?」、などです。この授業では、同性愛、中絶、安楽死、動物の道徳的地位など、具体的問題に触れながら、上記のような一般的な問いを考察していきます。 |
学修目標 | (1)道徳哲学の問題と議論について基礎的な理解をもつ (2)倫理的問題に対して、鋭敏な感受性と論理的思考をもって対処できるようになる |
授業計画 | (カッコ内は、授業前に読んでおくべきテキストの該当箇所) 1.授業概要の説明、哲学と倫理学(序文) 2.道徳[倫理]って何?(第一章) 3.倫理って各文化によって違うの?(第二章) 4.倫理ってただの個人的意見なの?(第三章) 5.倫理と宗教って同じなの?(第四章) 6.人は必ず利己的なの?(第五章) 7.利己的に生きるべき?(第六章) 8.功利主義:「最大多数の最大幸福」(第七章) 9.功利主義 是か非か?(第八章) 10.倫理の普遍性(人を救うためなら嘘をついてもいい?)(第九章) 11.人格の尊重(人と物は違うように扱わないと)(第十章) 12.倫理は社会の取り決めですか?(第十一章) 13.倫理における女と男(第十二章) 14.徳と悪徳:どんな人であるべきだろうか?(第十三章) 15.学期末試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 指定されたテキストの該当箇所を各授業前に読んでくること |
評価方法 | 授業参加30%、学期末試験70% |
テキスト | ジェームズ・レイチェルズ、『現実をみつめる道徳哲学』、古牧徳生・次田憲和訳、晃洋書房、2003(税込2940円)。 |
その他 |