南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
鈴木 貴之
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  『マトリックス』で哲学する
授業概要  哲学の問題というと抽象的で難解な感じがしますが、じつは、考える材料はわれわれの身の回りにもたくさんあります。映画もその一つです。この授業では、映画『マトリックス』の中に見られる哲学的問題について論じた本をテキストとして、入門的な哲学書を原典で読む練習をすると同時に、哲学的な問題について考える力を身につけることを目指します。採り上げる問題としては、懐疑論、自由意志、道徳などを予定しています。授業の前半は担当者にテキストを訳してもらい、後半はその内容について全員で議論する、という形で授業を進める予定です。なお、この授業は映画論の授業ではないので、作品分析をするわけではありません。
学修目標 1.人文科学の研究書を原典で読む能力を身につける。
2.外国語を自然な日本語に翻訳する能力を身につける。
3.哲学的な問題を理解し、それについて自ら考察する能力を身につける。
授業計画 1.イントロダクション
2〜14.テキストの購読と内容についての議論
授業時間外の学習(準備学習など) 1.第2回の授業までに、レンタルビデオなどを利用して、各自で映画『マトリックス』を観ておく
  (三部作すべてを観ておけば、なおよいです)。
2.テキストの該当箇所を予習し、各自で日本語訳を試みる。
評価方法 授業への参加、報告の内容、最終レポートの内容(配分はそれぞれ3分の1)。
テキスト Matt Lawrence, Like a Sprinter in Your Mind: The Philosophy behind the Matrix Trilogy, Blackwell, 2004.(講読する箇所はプリントとして配布します。)
その他