40106 経済研究の基礎(ミクロ経済学)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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西村 貞雄 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 経済学は人間行動をインセンティブ(誘因)に対する「合理的」な反応としてとらえようとする。そのようにとらえることによって、経済学とくにミクロ経済学は狭義の経済問題よりはるかに広い分野にその分析を適用することが可能になる。本講義ではそのようなミクロ経済学の考え方の基礎を需要と供給という概念を中心に説明する。とくにその考え方の枠組みを、利用可能な有用な資源が限られている(稀少性)という基本的制約とそこから生まれる合理的選択の問題に還元しながら説明する。それによって、社会の中で人々の様々な活動がどのような相互依存関係にあるか、その論理的構造が見えてくるだろう。たとえば喫茶店で飲む1杯350円のコーヒーが社会の中でどのような負担をもたらすか、つまり単に350円という金額にとどまらずその費用の社会的な意味まで理解できるようになるはずである。講義は国際経済学の基礎である比較優位論の説明まで含む。 |
学修目標 | ミクロ経済学に特徴的な考え方、すなわちさまざまな要因が相互に依存し合っているとき、そこでの人々の合理的な選択がどのような結果をもたらすかという問題の思考方法、を理解することが目標である。 |
授業計画 | 講義は以下のような内容になる予定(若干の変更はありうる)。 1−2.経済問題とは何か。 3−5.需要と効用 6−8.費用と供給 9−10.競争市場と効率性 11−12.情報の経済学 13−14.貿易と比較優位 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 講義で提示される論理を良く理解すること。 |
評価方法 | 練習問題などについてレポート提出を求める予定。成績はこのレポートと定期試験の成績に基づいて評価する。 |
テキスト | プリントを配布する。 |
その他 |