南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
1
担当者
川= 勝
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 日本と世界の歴史のなかに経済の動きを探る
授業概要  「いま」というのは、瞬間的なこと。またたく間に過ぎ去っていき、過去になる。つまり歴史の継続としてしか、「いま」はない。
 「経済学」という学問は、現在(広い意味での「いま」)の経済の動きを理解し、分析する。
 「経済史」は、過去の一時点に立ち返って、過去における「現在」(歴史)の経済の動きを理解し、分析する。
 歴史を学ぶということは、過去と現在の共通性と、過去と現在の差異性を認識するということになる。
 その手始めとして、いま毎日使っているお金から考えてみよう。
 貨幣は、いつ、どこで、なぜ発生し、いつ日本にやってきたのか? そう、日本の貨幣は、日本で独自に作られて、発達したわけではない。こうしたことを考えてみると、最近よく遣われる「グローバル」ということは、最近のことではないことに気付く。
 身近なこと、1000年前のこと、いまの複雑な世界のことから、人々の営み、経済に関する歴史を跡づけていこう。
学修目標 1.大学での勉強の仕方を習得する。
2.読書の幅を広げる。
3.図書館に親しむ。
4.歴史を、現在の問題に引きつけて、広い視野で理解することを学ぶ。
5.レポートの書き方を習得する。
授業計画 〈春学期〉:基礎演習——貨幣の歴史を通して経済との関係を考えていく。
1.オリエンテーション
2.図書館見学
3〜13.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
14.合宿に備えて
〈夏期合宿〉:読書の範囲を広げる——合宿を行なう。
1.歴史の楽しさを見つける
2.史跡見学
〈秋学期〉:発展演習——世界との関係で日本を見直す。
1.秋学期の見通し
2〜14.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
授業時間外の学習(準備学習など) 必ずテキストを予習して問題点を見つけ、事前に与えられた課題を調べてくること。
評価方法 出席、報告、発言、授業ごとのレジュメの内容、書評、修了論文、ゼミ活動(合宿・コンパなどへの参加も含む)への積極性などから、総合的にみる。
テキスト 4月段階で入手可能なものの中から選定し、学外オリエンテーションで指示する。
その他