51791 アメリカ経済論A
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選 |
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夏期前半 |
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2 |
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2〜4 |
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若林 努 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 戦後のアメリカ経済の概要 |
授業概要 | 戦後、わが国はアメリカと密接な関係を築き、莫大な経済援助のもとに短期間にして経済復興を達成し、世界第二位の経済大国になりました。この密接な関係は、多くの人たちがアメリカの社会、政治、経済、軍事などの諸問題に対して高い関心を持つことになりました。このため、わが国ではアメリカの諸問題に関する研究が盛んに行われてきました。しかしながら、私たちにとってアメリカを理解することは容易なことではありません。それは、アメリカが地理的、歴史的な特質においてわが国と比較して非常に高い多様性を有するからです。例えば、「人種のるつぼ」といわれるほど多様な人種からなる複合国家であり、政治、経済制度においても多様になっています。連邦政府に対する州政府の力は強く、三権分立の面においても国家権力は分散的性格が強くなっています。また、アメリカの経済領域の広さや、産業構造、社会構造の多様性により同じ資本主義国であるわが国とは国家の性格、社会構造、企業活動、個人の行動においても大きな相違いがあります。このような観点から授業では、戦後のアメリカ経済の推移について概説し、産業構造、企業活動等について理解を深める。 |
学修目標 | ニューディールから現在までのアメリカ経済の推移について経済政策を中心にその理解を深める。 |
授業計画 | 1. アメリカ社会の概説:大統領制度の特質 2. アメリカ経済の歴史的概要 3. 大恐慌とニューディール政策 4. 第二次大戦と戦中経済 5. 戦後の経済復興とアメリカ経済:繁栄と豊かな社会 6. 1960年代の経済成長と社会改革:ケネディ−ジョンソンの政策 7−8.1970年代の経済混乱と経済的地位の低下:ニクソンの政策とカーターの政策 9−10.1980年代の経済再生政策:レーガノミックス 11. 1990年代の冷戦後の経済:IT革命と経済繁栄 12−13.ブッシュ政権の経済政策と一国主義 14. オバマ政権の経済政策 15. 試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業は夏期集中で行ないます。そのため十分な予習、復習の時間がありません。したがって、履修希望者は日頃から新聞・雑誌等でアメリカ経済に関する情報を探る努力をしておくこと。 |
評価方法 | 筆記試験100%により評価する。 |
テキスト | 特に定めない。必要に応じてプリントを配布する。 |
その他 |