南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2(秋)〜4
担当者
杉山 光夫
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 急激に大市場を形成しつつあるBRICsを台風の目として世界のエレクトロニクス産業を巡る経営環境は大きく変化している。日本のエレクトロニクス産業は、その中にあって過去、数年に亘るリストラクチャリングおよびデジタル技術を中核にしたプロダクトイノベーションにより、その経営体質の強化を進めてきた。韓国、中国企業との競争も熾烈をきわめる現在、日本のエレクトロニクス産業が21世紀の世界市場で戦っていく為に取組むべき課題と今後の産業のあり方を考察する。
学修目標 戦後、日本経済の成長をリードしてきたエレクトロニクス産業の発展過程、国際化からグローバル化に至るプロセス、技術革新の推移等を踏まえ、商品の開発、マーケティングおよびロジスティックスのあり方などを考察する。また、現在進みつつある日本のエレクトロニクス産業の経営戦略やその根底に備えるべき経営理念についても考察を進める。
又、実社会で役立つ経済・経営の基礎知識を学び、学生がその時々の話題・トピックスを通じて世界・日本の経済を捉える目を養う。
授業計画 1.エレクトロニクス分野の分類とその内容
  ・重電 ・民生用電子機器 ・民生用電機機器 ・産業用電子機器
2.世界のエレクトロニクス産業
  ・主要商品の需要・生産構造 ・主要メーカーの概要
3.日本のエレクトロニクス産業
  ・日本経済と業界 ・最近の市場動向 ・主要メーカーの概要
4.国際化→グローバル化の歴史
  ・輸出および海外マーケティング ・海外生産 ・海外経営および経営のグローバル化
5.構造変化と今後の展望
  ・生産・輸出入構造の変化 ・中国、台湾、韓国などアジア企業の台頭
  ・デジタル化の進行や技術の動向 ・日本企業の抱える現在の経営課題
6.業界の話題・トピックス
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の背景知識の習得の一助として、各自が購読する日刊紙を元に電子・電機産業に関するニュースのスクラップを作成すること。
評価方法 テーマレポートによる評価。出席状況や受講姿勢も参考とする。
テキスト レジュメ・関連資料を随時配布する。
その他