71971 データ解析
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
薫 祥哲 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | |
授業概要 | 経営業務のさまざまな意志決定を行う上で、数量的データの分析は不可欠である。単に「平均値」や「分散」といった記述統計の概念以外に、統計的な「仮説検定」や「回帰分析」等の手法を理解することは、データの有効利用に多いに役立つ。 講義では、一般的な統計学の概念と変数相互間の相関関係の説明からはじめ、仮説の立て方とその仮説の統計的検定に進む。さらに、変数相互間の関係を表わすモデルを考え、最も広く使われている「最小二乗法」による回帰分析を学ぶ。時間があれば、ロジット・モデル等の「最尤法」に基づく回帰分析も取り扱う。主としては、同時点内の横断面データの分析中心に講義を行い、時系列データは扱わない。 個々の学生が実際にデータを分析出来るように、PCやコンピューターの操作も説明する。統計パッケージとしては、PCをベースとしたTSP(Time Series Processor)と呼ばれる計量経済学用のプログラムを使用する。この授業では、PCを使った演習と普通教室での講義を平行して進める。教科書以外に必要な参考文献は、講義の時に配布する。 |
学修目標 | データ分析の有効性と面白さを理解することを目標とする。 |
授業計画 | データ解析では以下のトピックスを扱う。 1)TSP 統計プログラムの使い方(イントロダクション) 2)ランダム変数(無作為変数) 3)パラメータの統計的推定 4)離散分布・連続分布・正規分布 5)中心極限定理と t 分布 6)仮説検定の手順(その1) 7)仮説検定の手順(その2) 8)回帰分析とは 9)最小二乗推定(その1) 10)最小二乗推定(その2) 11)決定係数、パラメータの t 検定とF 検定 12)ダミー変数とトレンド変数 13)最尤法とは 14)質的応答モデル(ロジットモデル) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業内容を復習しながら、TSPプログラムを使ってレポートを作成すること。 |
評価方法 | 学期中に提出する4〜5回の練習問題(50%)と、最終レポート(50%)の内容で成績を評価する。 |
テキスト | 和合肇・伴金美著『TSPによる経済データの分析』第2版、東京大学出版会、1995年 |
その他 |