南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
田中 実
他の科目との関連 西洋法史A、西洋法史B
他学科履修 不可
副題
授業概要  民法の財産法をローマ法からアプローチする演習です。
 ローマ法は、今日の大陸法系諸国の民法の枠組を作ったとされています。古代ローマの物権法および債権法について、ドイツの学者が歴史的展開を独特な視角で簡潔にまとめたもの、オーストリアの専門家がチャートを利用しながらわかりやすく解説したものが日本語に翻訳されていますので、それを主な教材として用いて勉強し、日本の民法との比較も行なう予定です。
 参加者の希望も勘案しながら、さらに古代ローマに関する基本的な本も読めればと思っています。
学修目標  ローマの財産法の主要な制度の習得。
授業計画 ローマ法の教材の講読については、最初は、報告者を決めずに全員でゆっくりと輪読し基本的な知識を習得し、馴れてきた段階で、参加者が特定の分野を選んで報告・解説することにします。
1.   教材および進め方の説明
2.〜14.教材を手がかりとした報告
14.   まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの予習と配布資料の復習を行なうこと。
評価方法  平常点が50%、レポートが50%
テキスト ウルリヒ・マンテ(田中実/瀧澤栄治訳)『ローマ法の歴史』ミネルヴァ書房、ゲオルク・クリンゲンベルク(瀧澤栄治訳)『ローマ物権法講義』『ローマ債権法講義』大学教育出版など。
その他