92322 グループ・ダイナミックス研究
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選 |
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秋期隔週 |
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2 |
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1・2 |
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山口 眞人 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | グループ・ダイナミックスはゲシュタルト心理学者のクルト・レビンが創始した小集団の心理学で、集団現象を小集団に働く心理学的な諸力の関係として捉えるアプローチである。グループ・ダイナミックスを理解することによって、小集団の中で起こっていること(グループプロセス)や個人とグループの影響関係などを理解することが可能になり、さらには小集団の計画的な変革も可能になる。本科目では、これまでのグループ・ダイナミックス研究を概観し、教室や学習グループなどの集団的な学習の場に働くグループのダイナミックスに対する理解を深めていくことによって、教育者が学習の場の中で学習者間(学習者−教育者間も含む)の相互作用を高め、相互の影響関係を効果的に用い、ファシリテーターとして働きかけるための知見を得ることを目的にしている。さらに、アクションリサーチについても言及し、現場での実践的な活動への援助となることを目指している。 |
学修目標 | グループダイナミックスの考え方を理解し、実際に小集団の中に起こる影響関係に対する感受性を養う。グループの観察と介入のスキルを養う。 |
授業計画 | 授業は1時間の講義と2時間のグループ体験を含む2コマ続きの形式で行う。グループ体験をすることによって、教室や職場などの集団場面に生じるメンバー相互の影響関係を具体的に学べる。また、グループプロセスのファシリテーションについても体験的に学ぶ。 1〜2.グループダイナミックスについて、グループ体験 3〜4.集団の凝集性、グループ体験 5〜6.斉一性への圧力、グループ体験 7〜8.集団規範の影響、グループ体験 9〜10.場理論と力の場の分析、グループ体験 11〜12.リーダーシップ、グループ体験 13〜14.集団の発達、グループ体験 15. レポート作成 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業計画に添って読書課題を指示するので予習しておくこと。 |
評価方法 | 授業への参加(50%)とレポート(50%)によって行う。 |
テキスト | |
その他 | 本科目は2コマ連続と週末の集中授業で行う。授業日は、教務課Webページの隔週講義科目一覧または教育ファシリテーション専攻のWebで確認すること。 |