南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
1・2
担当者
小南 陽亮
講義題目 生態系保全と人間社会
開講キャンパス 名古屋キャンパス
授業概要  生物種の急速な絶滅による生物多様性の衰退は、温暖化とともに、地球環境保全上の重要な問題となっている。日本でも「新生物多様性国家戦略」が策定され、自然再生推進法や外来生物法などの関連法も施行されて、生物多様性の保全は重要な国策のひとつとなりつつある。このような情勢を背景として、この授業では、保全生物学を理解するのに必要な生態学の基礎事項を解説した後、生物種の保全、生態系の保全、日本の生態系と人間の3つに区分し、具体的な事例研究と野外実習をもとに生物の保全方法の有様と問題点を考察する。
学修目標  保全生物学に関する基礎的な知識を広く習得するとともに、生物と環境の保全に関して深く考察できる力の向上を目指す。
授業計画 1.生物種の保全
   生態学の基礎知識
   絶滅危惧種
   生物種の保全と地域社会
2.生態系の保全
   生物多様性の保全
   移入種問題
   アンブレラ種の保全
3.日本の生態系と人間
   生態系の修復
   里山の植生と環境に関する野外実習
   里山の歴史、現状、保全
   日本における生物多様性の保全政策
授業時間外の学習(準備学習など) □□
評価方法 出席(50点)とレポート(50点)による
テキスト 毎回、参考資料を配付
その他 海上の森で半日程度の「学外授業」を行う。

【授 業 日】夏期後半の集中講義:2010年8月24(火)〜27日(金)
学外授業:8月26日(木)3〜4限、海上の森を予定。