06114 異文化との接触4
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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後藤 明 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | ハワイの歴史と文化 |
授業概要 | 数ある今日のオセアニア社会の中で、本講義ではハワイを中心に論ずる。 ハワイはポリネシア文化の一員であったが、現在はアメリカ領となり、また世界に類をみない多民族社会が形成されている。講義ではハワイ文化の起源や系統を理解した上で18世紀にイギリスのクック艦長に発見されて以後のハワイ文化の変容、日系人の到来そして今日の多民族社会の成立や先住民文化の復興運動などを考える。 歴史時代の航海者の記録、神話のようなテキスト、ハワイ先住民の遺跡日系寺院や墓地・墓石など講師が調査の中で撮った写真、また日系人や先住民の権利回復に関するビデオ等を随時見せながら講義を進める。 また進捗状況をみて、オセアニア社会の比較事例としてソロモン諸島やフィジーのような他のオセアニア社会にも言及したい。 |
学修目標 | ハワイに関する楽園イメージを一度解体し、しかしその上で「やっぱりハワイは面白い」とより深く興味を持ち、自ら研究や調査に向かうような態度を涵養したい。 |
授業計画 | (1)オセアニア、ポリネシア文化の概観 (2)ハワイ文化の起源と系統 (3〜4)ハワイの伝統的な社会や宗教・神話 (5〜6)クック艦長到来からカメハメハによる統一の歴史 (7〜9)カメハメハ死後のハワイ王国の経緯 (10〜11)王国の滅亡と移民の到来 (12〜13)日系移民の歴史と文化 (14〜15)今日の多民族社会とハワイ先住民の地位 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 毎回テキストの中で予習のために読むべきページを指示する。 |
評価方法 | 期末試験(100%) |
テキスト | 後藤 明『カメハメハ大王』、勉誠出版。 【そ の 他】基本的に計画に示されたテーマ順に進めるが講義の進捗状況によって若干の予定変更はありうる。 |
その他 |