南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
江本 純
他の科目との関連
履修対象学科
副題 驚異の昆虫機能
授業概要 昆虫は私たち同様に地球上でもっとも繁栄した生物であり、その意味で私たち人間の大先輩である。子供の頃好きだった虫も、大人になると嫌いになってしまう。現代社会の中では、“むし”は嫌われものであると同時に、子供の遊び相手でしかない。その虫も今やプラスチックやゲームの仮想のものとなってしまった。しかし、多様に繁栄した昆虫たちが、私たち人間の社会や歴史に多大な影響を与えている生物であることを私たちは意外に知らない。そこで“虫”つまり昆虫をもっとよく知り、昆虫の特徴と人間との関係を学ぶ。
学修目標 1.昆虫は地球上でもっとも多様化し繁栄した生物であることを認識する。
2.多様な昆虫にどのような仲間がいるのか、そして彼らの多様な生活を知る。
3.昆虫たちが人間の社会や歴史にどのような影響を与えたのか、その実態を知る。
4.資源としても昆虫の可能性を考える。
授業計画 1.導入:生きた虫の研究、ファーブルの昆虫記
2.地球上でもっとも繁栄・多様化した動物、昆虫の驚異の機能
3.動物のオス♂はメス♀に精子をどのようにして受け渡すのか
4.昆虫の進化 (1)昆虫の誕生、昆虫の体制
5.昆虫の進化 (2)昆虫の飛翔、翅の獲得
6.昆虫の進化 (3)古代の森林と昆虫の生活
7.昆虫の進化 (4)動物の多様化と昆虫の進化
8.昆虫の進化 (5)昆虫の完全変態
9.花と昆虫がつくる世界:共生の社会
10.昆虫の社会性
11.昆虫と感染症
12.人間の歴史を大きく変えた昆虫たち
13.驚異の昆虫機能の応用(1)
14.驚異の昆虫機能の応用(2)
15.最新のバイオテクノロジー:昆虫工場
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の前準備としての参考書を紹介する。授業の予定表を参考に、該当部分を予習・復習すること。
評価方法 筆記試験100%(出欠席に関しては学則により定められています。)
テキスト プリントを配布
その他