22028 人類文化学基礎演習IV3
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必 |
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秋学期 |
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斎藤 衛 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 日英語の文法現象と言語理論 |
授業概要 | 本学科生は、3・4年次に演習(ゼミ)を履修し、4年次には研究プロジェクト論文(いわゆる卒業論文)を作成しなければなりません。2年次の基礎演習は、そのための準備講座です。各担当教員がそれぞれの専門領域で開講するゼミ形式をとります。 |
学修目標 | 1年次の基礎演習で学んだ技法を応用し、ある特定の学問領域における問題発見法、効果的な発表、議論の仕方、論文(レポート)の書き方などを身につけます。 |
授業計画 | 日英語の身近な文法現象を共に分析しつつ、人間言語一般の特徴について考える。今年度は、岸本秀樹著『ベーシック生成文法』を教材として、文の構造と意味、文法格 (格助詞) の役割、数量詞や代名詞の解釈、様々な要素の移動 (転移) など、主要な文法現象を概観する。日英語の文構造の相違はどこにあるのか、受動文はどのようなメカニズムによって形成されるのか、日本語に本当の代名詞はあるのか、語順は意味解釈にどのような影響を与えるのか、といった問いを追求しながら、文法分析の基礎を習得し、人間言語の本質を追求する方法を身につける。受講者は、毎週10ページくらいテキストを予習して、積極的に授業に参加することが求められる。 1.言語学の対象と研究方法 2.人間言語の普遍的性質 3.文法範疇(動詞、名詞等) 4.文の基本構造(1) 5.文の基本構造(2) 6.主語、目的語の意味役割 7.受け身文の形成と解釈 8.数量詞の分布と解釈 9.代名詞の文法的・意味的性質 10.目に見えない主語 11.目的語のような主語 12.主語の移動 13.動詞の移動 14.Wh疑問文と主題化 15.総復習 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 予習、復習に加えて、随時短いレポートを提出してもらう。 |
評価方法 | 授業への貢献度25%、レポート25%、最終課題(5枚程度の論文50%) |
テキスト | 岸本秀樹『ベーシック生成文法』、ひつじ書房、2009. |
その他 |