22491 科学文化論A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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横山 輝雄 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 博物学と博物館 |
授業概要 | ミュージアムは「博物館」ないし「美術館」と訳されるが、その発祥の地であるヨーロッパでは、博物学(自然誌)、科学、技術、植物学、動物学などが重要なものであった。また、さらに20世紀にはそれに自然保護区、国立公園などが新たに加わった。講義では、ヨーロッパ近代で誕生したミュージアムが、近代分類学や進化論の形成や展開と密接な関係をもっていたことの思想的意義を検討し、ミュージアム思想について考える。 |
学修目標 | 1.ミュージアムの多様性を理解している。 2.アレクサンドリアや中世の修道院などのミュージアムの先駆形態を知っている。 3.近代ヨーロッパでのミュージアム思想の起源を理解している。 4.博物学と博物館の関係を理解している。 5.博覧会と「視線の近代」の内容を理解している。 6.自然保護思想について知っている。 7.ミュージアム思想の現代における問題を理解している。 |
授業計画 | 1.序論 2.ミュージアムの多様性 3.古代アレクサンドリアの図書館 4.中世における写本の伝承 5.近代ミュ−ジアム思想の起源 6.博物学と分類学 7.プラント・ハンターとキュー・ガーデン 8.ダーウィンとビーグル号航海 9.万国博覧会と「視線の近代」 10.動物保護、自然保護の思想 11.「芸術」の誕生 12.進歩思想から文化相対主義へ 13.ポスト・コロニアリズムと現代の課題 14.現代の課題 15.総括 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.授業の前準備として、他の授業で学んだ関連事項を復習しておくこと。 2.第2週以降は、テキストあるいは配布プリントについて、上の[授業計画]を参照して、該当部分の予習をしておくこと。 |
評価方法 | 定期試験による。 |
テキスト | |
その他 |