23107 心理人間学演習I,II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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長谷川 雅雄 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 臨床心理学研究 |
授業概要 | 臨床心理学という領域は、大きく分けると二つの側面から成り立っている。一つは、内面理解の方法であり、いま一つは心理的援助に関する具体的な探究である。本演習は、この両側面にわたって学びとることが目的となる。具体的には、精神力動論を中心とした深層心理学や心理療法に関する文献をテキストとし、発表討論形式で演習を進めていく。また、セラピスト役とクライエント役に分かれて架空の面接をする「ロール・プレイ」を、適当な時期に行ない、体験的に学べる機会をも設けるつもりである。 |
学修目標 | 深層心理学にしても諸説・諸学派があるし、心理療法にしても実に多くの種類があり、演習ではこれらすべてについて扱うことはできない。本演習では、基本的な文献を精読し、全体討論によってテキストを深く理解していくことを重視する。このことによって、各自が関心を広げたり深めたりするための基礎力を養うことが目標となる。そしてこの演習で体得したものが、研究プロジェクトにつながっていくことが期待される。 |
授業計画 | 春学期は、テキストを用いて発表・討論形式で行なうが、秋学期は主として各自の関心に基づいた「自由発表」に切り替え、同じく全体討論形式で進めていく。「ロール・プレイ」は、春学期に行なう予定でいる。また、4月と9月には、合宿を行ない、教室では時間不足でできないことを集中して行うことにしている。 〔春学期〕 第1回:オリエンテーション 第2〜12回:テキストに基づく発表と討論 第13〜14回:ロール・プレイ実習 第15回:全体討論 〔秋学期〕 第1〜12回:四年次生の研究プロジェクト発表と三年次生の自由発表 第13〜15回:全体討論 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 春学期は、毎回テキストの該当部分の予習をしておくこと。秋学期の発表・討論では、そこで関心をもったことについて各自調べたり考えたりしたことをレポートにまとめて提出すること。 |
評価方法 | 討論での姿勢や発表内容(3割)および提出レポート(4割)および授業参加度(3割)によって評価する。 |
テキスト | 河合隼雄『心理療法序説』岩波書店。 |
その他 |