40969 国際機構論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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山田 哲也 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 国際組織を巡る国際法学的考察 |
授業概要 | 現代国際社会において、国際連合(国連)をはじめとする国際組織の役割が重要である。本講義は、国際組織という組織体の存在、活動の根拠とその影響を国際法的な観点から検討する、いわゆる「国際組織法」を扱う。 |
学修目標 | (1)国際組織の設立基本条約が持つ意味を理解すること。 (2)国際組織の権限の法的根拠について理解すること。 (3)国際組織の活動が国際法にどのような影響を与えているかについて理解すること。 |
授業計画 | 1.イントロダクション:国際組織と国際法 2.国際組織の史的発展:「国際社会の組織化」沿革史 3.国際組織の設立と国際法主体性 4.国際組織の内部構造 5.国際組織の構成員資格:加盟・脱退・権利停止 6.国際組織の意思決定と法的効力 7.国際組織の国内法上の位置付け 8.国際組織の権限の根拠としての設立基本文書 9.内部機関の意思決定を通じた活動 10.設立基本文書の目的論的解釈の限界 11.国際組織の活動と他の条約との関係 12.国際組織による国際法の解釈・執行を巡る問題 13.国際組織の活動に対する法的制約 14.国際組織の活動に対する司法的統制 15.現代国際社会における国際組織の意義と国際組織法学 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 予め参考図書の該当頁や、配布資料に目を通すこと。 |
評価方法 | 期末試験の成績のみで評価する。 |
テキスト | 香西茂・安藤仁介『国際機構条約・資料集〔第2版〕』(東信堂、2002年)、佐藤哲夫『国際組織法』(有斐閣、2005年)と最上敏樹『国際機構論〔第2版〕』(東京大学出版会、2006年)を主たる参考書とする(講義の際は詳細なレジュメおよび資料を配布する)。 |
その他 | 「国際法総論A・B」および「国際法各論A・B」を履修済みまたは同時履修中であることが望ましい。 |