南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
3・4
担当者
田中 実
他の科目との関連 西洋法史A、西洋法史B
他学科履修 不可
副題
授業概要  ローマの民法を英語で書かれた文献で勉強する演習です。
 参加者の関心も勘案しながら、基本的には、『ローマ法大全』の「法学提要」または「学説彙纂」の興味深い部分を、英訳や邦訳を用いて勉強していきます。場合によっては、「法学提要ギリシア語義解」や「後代のローマ法の解説書(英文)も利用するかもしれません。
 できれば、古代の法廷弁論やローマ史にかかわる文献も読んで、古代ローマの理解を深めたいと思っています。
学修目標  ローマ法大全に収録されている法文の理解を通じて、ローマ法の知識を得るとともに、法的な構成能力を養うこと。
授業計画  ローマ法大全については、最初は、報告者を決めずに全員でゆっくりと輪読し基本的な知識を習得し、馴れてきた段階で、参加者が特定の法文を選んで報告・解説することにします。
1.     教材および進め方の説明
2. 〜 14.教材を手がかりとした報告
15.     まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 演習資料の読解を行なうこと。
評価方法 プレゼンテーションが50%、レポートが50%
テキスト Watson ( ed. ), The Digest of Justinian, 4 vols., Philadelphia 1985
C. H. Monro, The Digest of Justinian, Vol, I-II, Cambridge, 1904
P. Birks/G.McLeod, Justinianユs Institutes, New York 1987
F. de Zulueta, The institutes of Gaius, Oxford
ユスチーニアーヌス帝編 末松謙澄譯註『ユスチーニアーヌス帝欽定羅馬法學提要』
末松謙澄譯竝註解『ガーイウス羅馬法解説』
原田慶吉訳『法学提要希臘語義解』など
その他