81444 債権法総論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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平林 美紀 |
他の科目との関連 | 民法科目(民法総論、物権法、契約法、不法行為法、家族法)を 履修済又は履修中であることが望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 財産法秩序は物権と債権から構成されるが、その両輪の一方である債権に関する民法上のルールのうち、通則である債権総則(民法第三編第一章)について講義する。契約法、不法行為法を履修済の受講生にとっては、両分野に共通するより抽象度の高いルールを学ぶことを意味する。 |
学修目標 | 債権総則(民法第三編第一章)の内容について理解をすることを主たる目標とする。なお、南山大学法学部における民法科目では唯一3、4年次生対象とされている科目なので、1年次からの民法学習の総仕上げ及び復習という点も意識されたい。 |
授業計画 | 授業は、基本的に条文の順序に従って行うが、カリキュラムによっては、4単位を当ててもよい内容なので、適宜、問題点を絞って説明する。 1. 債権法とは何か、債権法総則とは何か(物権法との違い、契約法及び不法行為法との関係を説明する) 2〜3.債権の目的(特定物債権、不特定物債権を中心に) 4〜7.債務不履行(強制履行、債務不履行に基づく損害賠償を中心に) 8〜9.債権の対外的効力(債権者代位権、詐害行為取消権) 10〜11.債権譲渡 12〜13.債権の消滅(債権の準占有者に対する弁済、相殺の担保的効力を中心に) 14〜15.多数当事者の債権債務関係(保証債務を中心に) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 配布レジュメ記載の【事例】を手がかりに、復習に努めること。 |
評価方法 | 定期試験のみによって評価する。 |
テキスト | 教科書は特に指定しないので、既に購入済のものや自分の好みで選んだものを使用してもらえばよい。 「債権総論」といったタイトルの教科書であれば問題はないが、参考までに、授業の最初に、いくつかの教科書を示す。 参考書として、『民法判例百選II債権〔第六版〕』(有斐閣、2009年)。 |
その他 | 六法必携(講義中に条文を読む機会が必ずある。) |