南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
奥山 倫明
講義題目 エリアーデ宗教学研究
開講キャンパス
授業概要  宗教学は、20世紀後半に西洋世界において大きな展開を見せるが、そこにおいて中心的な役割を果たしたのが、ルーマニア出身の宗教学者・小説家のミルチャ・エリアーデだった。エリアーデの研究は、宇宙論、錬金術、ヨーガ、シャーマニズムといった主題にかかわる個別研究に始まるが、やがて神話、儀礼、シンボリズムをめぐる諸概念の提示を通じて、宗教学の理論的展開に刺激を与えることにもなり、晩年には巨視的な宗教史の構想に取り組んだ。この授業では、近年刊行の読本を通じて多岐にわたるエリアーデ宗教学の全体像に接近し、さらにエリアーデに対する批判についても検討を加えることを目指す。
学修目標 ・英語のテキストについての正確な読解。
・宗教学・宗教史学の基本概念についての理解。
・テキストの批判的考察。
・宗教学の問題点についての検討。
授業計画 1.エリアーデとは誰か?(1)
2.同(2)
3.エリアーデの宗教理解(1)
4.同(2)
5.同(3)
6.理論と方法論(1)
7.同(2)
8.同(3)
9.批判的検討(1)
10.同(2)
11.同(3)
12.エリアーデの政治性(1)
13.同(2)
14.同(3)
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回、次の授業のための予習内容を指示するので、予習に努めること。
評価方法 授業への参加様態が50%、期末レポートが50%
テキスト Bryan Rennie, ed., Mircea Eliade: A Critical Reader, Equinox, 2006.
エリアーデ『エリアーデ 自身を語る 迷宮の試練』作品社、2009年。
その他