06121 異文化との出会い (社会言語学から見た異文化)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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渡辺 義和 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 技術の発達により世界がますます狭くなっていく現在、異文化とコミュニケーションというものをもう一度じっくり考えてみる必要がある。私たちの毎日のコミュニケーションはほとんどが無意識のうちに行われている。同じ文化圏の人たちが母語を通して会話をする際はなおさらだ。しかし、文化やコミュニケーションに対する常識が違う人と接する場合、無意識のコミュニケーションが知らず知らずのうちに相手に誤解を招いたり、相手を傷つけたりすることも多々ある。相手の文化やコミュニケーションの常識を学ぶことは、相手についてより深く正しい理解を得、良い人間関係を築く上で大切なステップだ。この授業ではその手段の1つとして社会言語学的アプローチを勉強し、社会、文化、言語、アイデンティティ等について学んでいく。方法論を学ぶと同時に、それを使った小規模のフィールドリサーチもグループプロジェクトとして行い、実際に行われているコミュニケーションを実体験をもって学ぶ機会を提供する。 |
学修目標 | 1)社会言語学の概要を学ぶ 2)自分の言葉や他人の言葉に対する意識を高める 3)文化と言葉とアイデンティティの関係に気付く 4)言葉から社会と文化とアイデンティティを観察し分析する 5)グループプロジェクトを通して、フィールドワークでのデータ収集、分析を体験し、それに基づいたレポートの書き方を学ぶ |
授業計画 | 第1週 講議全体の概観、文化とは何か 第2週 文化の特徴、サピア・ウォーフの仮説 第3週 日本の文化的特徴:地理、歴史、人間関係 第4週 社会言語学とその応用分野、地域方言と標準方言 第5週 研究方法(1):変種分析〜ラボブの研究 第6週 コードスイッチング、ピジンとクレオール 第7週 研究方法(2):談話分析〜タネンの研究、会話分析〜エスノメソドロジー 第8週 ジェンダーによる言葉の違い 第9週 シルバー言葉・若者言葉、グループプロジェクト説明 第10週 グループプロジェクト・ディスカッション 第11週 ポライトネス理論 第12週 ポライトネス・ストラテジーと文化的普遍性 第13週 会話における協調の原理、言葉のイメージと文化 第14週 イギリスとアメリカの学校教育における文化的比較 第15週 一学期のまとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 毎週授業の冒頭で、前の週の授業内容について質問をするので、授業前に必ず復習をしておくこと。また、授業計画に示した授業内容に従い、テキストの該当箇所をあらかじめ読んでおくこと。 |
評価方法 | 授業内課題 30%、グループプロジェクト 25%、期末試験 45% |
テキスト | 田中春美、田中幸子著「社会言語学への招待」〜社会・文化・コミュニケーション〜 ミネルヴァ書房 その他、英語、日本語で書かれたプリントが授業内に配付される。 |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。 |