南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
成田 靖子
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  生命科学・医療・衛生・食問題等の政策を考える
授業概要  本科目では、問題発見・設定から、政策的課題を取り巻く社会的状況の認識、合理性・効率性および異なる価値観に配慮した政策合意形成のプロセス、さらに施行される政策の波及効果やその評価など、政策にかかわる一連のプロセスを確認する。次に、具体的課題を取り上げ、それを取り巻く社会的状況や多様な価値観の認識に関わるディベート、問題解決に必要な資料(データ)収集と分析、それら論理的思考および科学的・合理的根拠に基づいた政策提言・政策立案、あるいは政策評価に関する実習などを行う。ただし、担当教員の基礎とする学問分野により、課題設定やトピックスに多様性はある。
学修目標  本科目は、基礎演習および総合政策入門を踏まえた上で、政策形成プロセスの基礎を模擬的、体験的な学習を通じて修得する。
授業計画  今年度は「食の安全」をテーマにし、食の安全を脅かすさまざまな問題について科学的見地を踏まえた上で、政策的展開へと考察を深める。 
 1〜2 オリエンテーション 
      国内外の「食の安全を脅かした過去の事例」を調べ、発表調査実例を決定する
      発表単位は4人のグループとする
 3   食の安全を脅かす実例の紹介
 4〜8 実例調査発表と討論 一巡目 
      発表グループは過去の事例を解説し、それに対する国もしくは自治体の対策を紹介する
      その政策や対策について受講生全員で討議し、より良い政策や対策を探る
      毎回、発表者以外の全受講生も何らかの発言が求められる
 9   問題解決のための提言書の作成のしかたを学ぶ
 10〜14 実例調査発表と討論 二巡目 
 15   授業の総括
授業時間外の学習(準備学習など) 発表のための文献や参考書を読み込み、政策案を考える。受ける質問を想定し、その回答を準備しておく。
これらをこなすには相当量の時間が費やされる。
過不足無く表発表時間内で発表することも求められる。そのためには何回ものリハーサルが必要である。
評価方法 授業参加度(30%) 発表内容・討論30% 政策提言書40%
テキスト 『知の演習』(基礎演習教科書)
その他 演習科目である。講義科目とは違い能動的受講態度が求められる。
グループ活動をするので、グループ活動が苦手の人には適しない。
毎回発表者以外の全員も何らかの発言が求められる。