南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
吉川 洋子
他の科目との関連 アジア国際関係論、地域文明論(アジアB)を履修することが望ましい。
他学科履修 不可
副題 東南アジア諸国の民主化と選挙
授業概要 ポスト冷戦期の国際社会では民主化が重視されるようになった。途上国の東南アジアでも多くは民主化の過程に入ったが、まだ準民主体制や非民主体制の国もあり、程度に差がある。最低限の要件とされる選挙のあり方を各国ごとに学ぶことにより、東南アジア政冶の現状と将来を学ぶ。
学修目標  東南アジア諸国のデモクラシーと民主化のプロセスを、これらの基本理念に照らして理解する。東南アジアの各国の政治が民主的かどうか、それを測るチェックリスト・指標はどんなものなのか、とくにそれらの要件の中で核となる選挙のあり方を中心に学ぶ。
授業計画 1回 講義のガイダンス、なぜいま民主化を学ぶのか。
3回 デモクラシーとは、民主化とは:理念と最小限の要素
3回 民主化の比較のための指標・チェックリスト、選挙の位置づけ
4回 東南アジア諸国11カ国の政冶制度一覧:大統領制、議院内閣制
5回 インドネシアの民主化移行
6回 インドネシアの選挙
7回 フィリピンの民主化移行
8回 フィリピンの選挙
9回 タイの民主化移行
10回 タイの選挙と民主化退行
11回 シンガポールの準民主体制と選挙
12回 カンボジアの民主化退行と選挙
13回 ミャンマーの軍政非民主体制と「選挙」
14回 ASEANの民主化
15回 まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 東南アジアに関する新書、新聞記事、インターネット記事を読んでおくこと。
評価方法 中間テスト30%,定期試験70%
テキスト 吉川洋子編『民主化過程の選挙』行路社
その他