11513 現代家族と法
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜 |
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松倉 耕作 |
他の科目との関連 | 民法、法政策比較論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 現代家族が直面する諸問題のうち、いわゆる「家族法」を軸に、家族政策、国際家族法(国際私法、たとえば国際結婚)に論及する。法律システムの概要を述べた上で、立法の変遷や判例の変化などにも留意する。とくに、家族機能の変遷、親子関係の位置づけの変化、不貞に対するサンクションの変遷、離婚手続の変遷などを取り上げて考察する。 |
学修目標 | とくに下記の2点に重点をおいて講義します。 「生ける法」、すなわち現実に運用される法の理解。 相続や離婚など、今後の生活に役立つ法知識の取得。 |
授業計画 | (1)夫婦の領域を4時間、親子の領域を5時間、相続の領域を4時間、それぞれ口述する予定です。 (2)新聞に掲載されるような時事問題が生ずれば、随時それを対象とする。本年度中に、人口授精にさいする「父を知る権利」についての法律が案が提出される予定ですので、それについても解説します。 (1)民法と家族(法) (2)親子(1)嫡出子 結婚している男女間に生まれた子 (3) (2)非嫡出子 結婚していない男女間の子 (4) (3)養子 人工受精、体外受精もここで扱います (5) (4)特別養子 (6)小テストと以上の遅れた部分 (7)夫婦(1)離婚 協議離婚と裁判離婚 (8) (2)婚姻 たとえば別氏の問題など (9) (3)その他の夫婦の問題 別居中の夫婦、同性婚など (10)以上の総括 ⑪相続(1)序 ⑫ (2)法定相続 父の遺産はどのように分けられるか ⑬ (3)遺言相続 父が遺言を残した場合の扱い ⑭ (4)その他の問題 父が愛人に財産を残した場合など ⑮以上の総括 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 講義後に疑問を感じた事柄について、質問事項を次回の講義の終了時にでも、尋ねてくれることを期待しています。 |
評価方法 | 試験の結果(60%)のほか、平常点(授業参加度・授講態度、10%)、小テスト・レポート(30%)の結果をも考慮する。 |
テキスト | 成文堂『民法学 5 家族法』 |
その他 |