南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
藤本 潔
講義題目
開講キャンパス 瀬戸キャンパス 名古屋キャンパス
授業概要  第四紀の気候変動や、それに伴う海水準変動、地形変化、植生変化など、人為的影響を考慮する必要のない時代における本来の地球環境変動の歴史とメカニズムを理解させた上で、地球規模での環境問題、特に地球温暖化に伴って起こり得る様々な環境変化やそれらが人間生活へ与える影響について講義する。さらに、自然的地域特性、例えば地域に特有な森林生態系がもつ二酸化炭素固定機能や、社会的地域特性、例えば地域の産業構造などを生かした合理的かつ効果的な温暖化防止策について考える。
学修目標 1.地球環境システムについての正しい知識を涵養すると共に、地域特性を考慮した温暖化対策の重要性について理解する。
2.英文の専門書を正確に読み取る力を養う。
授業計画 1.  授業の進め方に関するガイダンス
2.  各自の研究課題と環境問題との関係を考える
3−14.IPCC第四次評価報告書(英文)を講読することで、以下の内容についての理解を深める
  1)第四紀における地球環境の変動(気候変動、海水準変動など)
  2)地球温暖化に伴う環境変化と人間生活への影響 
  3)温暖化防止に対する取り組みの現状
15.  まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業計画および担当教員の指示も参考にしながら、関連文献・資料を入手・熟読の上、各自の問題意識を明確にしてから授業に臨むこと。
評価方法  授業参加度20%、レポート80%から評価する。
テキスト  IPCC Fourth Assessment Report − Working Group I Report "The Physical Science Basis".
その他