| 不確かさや変動パラメータに複雑に依存するシステムがディスクリプタ表現の冗長性を利用することで簡潔に表現できることが知られている。本研究では、ディスクリプタ表現の冗長性の応用に関する以下の結果を得た。 |
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ディスクリプタ表現と全く関係のない安定解析の結果に対して、冗長なディスクリプタ表現に基づく別証を与えた。 |
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ディスクリプタ表現を用いる必要がないようなシンプルな線形時変システムに対して、冗長なディスクリプタ表現に基づく安定解析手法を適用したところ、従来手法よりもよりよい（より必要十分条件に近い）安定条件を得ることができた。また、数値例を用いて、上述の結果を確認した。 |
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入力と状態にむだ時間を有するシステムに対し、静的な状態フィードバック制御器を用いた安定化条件を導出した。静的な状態フィードバック制御器の設計は状態空間表現で扱うのは難しく、その難しさを解決するために冗長なディスクリプタ表現を利用した。 |
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また、むだ時間だけでなく、有理関数型の複雑な不確かさも有するシステムに対するロバスト安定化条件も導出した。数値例を用いて、得られた条件が不安定な制御対象に対しても有効であることを確認した（設計後のシステムが安定化されていることを確認した）。 |