[研究目的] |
Tグループを中心としたラボラトリー・トレーニングに関する、日本・米国・インドにおけるTグループの歴史的変遷や、プログラム内容の比較および考察 |
[研究経過] |
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2005年6月:米国NTLによるTグループへの参加 |
NTL主催"Human Interaction Laboratory"への参加観察 |
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2005年8月:NTLメンバーのためのセミナー"NTL Fest"への参加 |
Tグループに関するパネル・ディスカッション"H.I.around the world"での発表 |
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NTLに関連する文献を収集した上で文献研究 |
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2005年10月〜12月:論文の執筆 |
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2006年1月〜3月:論文の校正 |
[研究結果] |
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Tグループの国際比較研究はBradford(1974)以来であり、本研究は非常に貴重な知見を明らかにすることができた |
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各国におけるTグループの特徴の異同が明らかになった(相違については以下の通り) |
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各国におけるプログラムの時間配分を比較したところ、インドでは「体験」に、日本では(体験の)「指摘」に、米国NTLでは「分析」(一般化)に比重が置かれていることが明らかになった |
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米国NTLのプログラムでは、プログラム開始時のNormingと終了時のRe-entryが他国に比べて強調されていることが明らかになった |
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日本のTグループでは、「学習者中心の教育」観が重要とされており、それは大学教育の中でTグループが育まれた結果であると考えられた |