日本近代の小説と評論との相関的な読解研究を行うという研究目的に向けて、下記のような研究経過を経て研究結果を得た。 |
○研究経過 |
1.従来の作品論や批評論を検討し直し、それらとの相関関係に於いて追究されるべき作品の特質とその意味づけについて、さらに具体的で綿密な読解作業と分析を重ね、考察した。 |
2.すぐれた研究や批評にあらわれた個々のテキストの<読み>の実体とその特質について、具体的かつ根本的な分析と考察を進めた。 |
3.批評の対象とされる作品や作家に関する資料・参考文献の収集を行った。 |
4.資料・参考文献の内容とそれにたいするコメントをコンピュータに入力してデータベースの作成を継続し、さらにその活用方法の検討を行った。 |
5.コンピュータを使用したデータ蓄積、図書館やインターネット等による資料閲覧収集により、より集約的な小説論・批評論の分析検討を試みた。 |
6.小説・批評本文の更なる精読と解釈、分析と批評を継続して行った。 |
7.それらの読解と分析検討の継続の中から近代文学論のさらなる可能性をさぐり、あらたな近代文学理解を提示すべく、具体的な作品分析を試みることによって、各種の論考の執筆を継続的に行った。 |
○研究結果 |
日本近代の小説と評論との相関的な読解研究を行うという研究目的のために、別記の論文を執筆した。 |