[研究経過] |
1. |
アメリカのヴェトナム軍事介入を象徴する「ソンミ虐殺」(1968年3月)に関して、二次文献を中心に資料収集に努め、研究動向を中心に整理を行った。 |
2. |
関連一次資料を収集するため、2006年3月8日(水)から15日(水)の日程で米国ワシントン郊外のカレッジ・パークにある米国立公文書館IIにて史料調査・収集を行った。 |
3. |
現段階では、上記米国立公文書館IIで収集した一次史料の整理の段階にある。 |
[研究成果] |
1. |
二次文献による研究動向をもとに、「ソンミ虐殺」が当時のアメリカの「索的撃滅作戦」というヴェトナム軍事介入政策の帰結であることを明確に位置付けることができた。 |
2. |
米国立公文書館IIでの史料調査により、「ソンミ虐殺」が発生するジョンソン政権末期はもとより、「ソンミ虐殺」が露見し、陸軍内部で調査が開始されるニクソン政権期についても一次史料の公開が進展していることがわかった。また、公開史料の現状に関しては、Presidential Materials Available for Research from the Holdings of the
Nixon Presidential Materials Staff(2005年秋刊行)にまとめられていることを米国立公文書館にて確認することができた。 |
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