上記した今回の研究課題を果たすために、ローマのグレゴリアナ大学へ行き、三ヶ月ほど滞在し、その目的を達成することができた。 |
特に、グレゴリアナ大学のMassimoGrilli教授(小生の博士論文の指導教授)とお会いし、情報交換や意見交換をすることができたのは非常に有益であった。そのなかでも、新約聖書学の最近の動向について、貴重なご意見を賜ることができたのは幸いであった。 |
当初は、グレゴリアナ大学の図書館で研究するつもりであったが、結果的に、より機能的な(聖書学にとって)グレゴリアナ大学に併設されてある教皇庁立聖書学研究所の図書館で、三ヶ月の間、豊富な文献等に接することができた。 |
その結果、過去、10数年の間に出版された、上記、小生の研究課題に関する文献をほぼ、網羅することができた。 |
また、同時に、小生の博士論文で取り扱った、マタイ福音書の新しい注解書や研究書をも幅広く点検することもできた。さらに、マタイ福音書の21章と22章に関しては、多くの学術雑誌からの諸論文をも網羅することができた。 |
最後に、グレゴリアナ大学の書店において販売されている書籍、論文集等を購入し持ち帰ることができたが、今後の研究継続のためにも有益であるに違いない。 |