2005年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・特別)研究成果報告書

  
氏名 加藤 泰史 所属 外国語学部ドイツ学科
研究課題 コスモポリタニズムの哲学的考察

研究実績の概要
1. 研究計画に従って、文献および資料を調査・収集して、カントおよびフィヒテなどのテクストに独自の分析を加えた。
2. 1.の成果をさらに現代のヌスバウムなどの議論と比較しながら、諸論点をまとめて論文にした。それが、「カントとフィヒテ――「ナショナリズム」と「コスモポリタニズム」をめぐるカントとフィヒテ――」である。
3. 2.の論文の中で、フィヒテにおいて「ナショナリズム」的傾向が明確に現れてきたことをまず論証するとともに、それがカント的な「公共性」の論理、すなわち、間との「理性の公共的使用」の論理を見失ったことに由来することを明らかにした。
4. しかし、このことによって、今度はカントの「理性の公共的使用」の構想が何に由来するのかを解明することが課題となって見えてきた。これを今後の課題としたい。

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@ 論文題目 「カントとフィヒテ――「ナショナリズム」と「コスモポリタニズム」をめぐるカントとフィヒテ――」 @ 書名  
雑誌名 『フィヒテ研究』 出版社  
巻号 13号 巻号  
発表年月 2005年12月 発表年月  
ページ pp.40-65 ページ  
著者名 加藤 泰史 著者名  
備考 提出済 備考  
A 論文題目   A 書名  
雑誌名   出版社  
巻号   巻号  
発表年月   発表年月  
ページ   ページ  
著者名   著者名  
備考   備考  
B 論文題目   B 書名  
雑誌名   出版社  
巻号   巻号  
発表年月   発表年月  
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著者名   著者名  
備考   備考