南山大学研究業績 (CD-ROM版)

2005年度　パッヘ研究奨励金Ⅰ-A-２（特定研究助成・特別）研究成果報告書

氏名	吉本　佳生	所属	経済学部経済学科
研究課題	日本における変額年金保険と株式投資信託の広告についての研究

研究実績の概要

日本で金融機関が、個人客を勧誘するために新聞・雑誌などに出している金融商品広告のうち、変額年金保険（投資型年金保険）と株式投資信託の広告について、下記のように資料を収集した。
①金融商品の店頭でのパンフレットの収集
②金融商品の店舗外に貼られているポスターなどの撮影
③新聞（主に日本経済新聞）での金融商品広告の収集
④雑誌（財テク指南雑誌、一般週刊誌・月刊誌）での金融商品広告の収集
⑤金融機関のホームページ上の広告の収集（印刷、資料ファイル収集）
これらを分類・整理したところ、特に変額年金保険の広告に特色のあるもの、また新規性のあるものが多く見つかったので、変額年金保険を中心に分析した。
2004年末から2005年にかけて次々に新型商品が販売された、元本保証タイプの商品については、重点的に資料を収集し、分析した。
その研究成果は、これらの資料に基づいて作成した架空金融商品広告を題材に分析するという形式で、論文にまとめ、『南山経済研究』第20巻・第３号（2006年３月発行予定）に投稿した。