研究の経過 |
2005年 |
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5月 |
『大学の講義改革』(北大路書房)を発刊 |
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6月 |
春学期講義において協同型のBRD方式を実践、データ収集(1) |
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6月 |
大学教育学会(京都)に参加 |
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11月 |
秋学期講義において協同型のBRD方式を実践、データ収集(2) |
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12月 |
結果を分析、執筆。 |
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日本学校カウンセリング学会の『学校カウンセリング研究』8号に投稿。 |
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2006年 |
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3月 |
大学コンソーシアム京都「第11回FDフォーラム」に参加 |
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分科会において本方式に関する発表を予定。 |
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5月 |
『学校カウンセリング研究』8号 刊行予定 |
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研究結果 |
本研究では、協同学習の先行研究から得られた知見を、BRDに融合して具体的な方法論を開発した。二つのBRDテーマ(AとB)を設定しておき、受講生はペア(AさんとBさん)で取り組む。前半で分担はするが、最後には全員が両テーマに回答する。このような協同型のBRD方式を実施して、満足度の評定、感想の自由記述データを収集した。そして、本方式の効果、問題点などを検討した。 |
まず満足度の評定は、春学期では5(とても高い)と4(高い)とを合わせると、約半数であった。秋学期では、4という評定が最も多かった。感想の自由記述では、好意的意見の中には、1)自分の意見をまとめたり、伝える練習になった、あるいは理解しやすい、ためになった、2)楽しい、3)(時間的に)楽だなどがみられた。一方、消極的・批判的な声は少数だった。 |