ポストゲノムにおけるDNAデータの中のSNPsデータについて連鎖不平衡解析を主として行っており、その連鎖不平衡を詳しく調べることが疾患との関連解析へと結びつく。 |
新しいハプロタイプブロックの決定法について、あらかた方法論をまとめたものを2004年8月26日に特許庁へ特許出願したものについて実際のデータを適用した例を2005年4月に国際統計会議55th
Session of the International Statistical Institute(オーストラリア シドニーで開催)にて発表した。これはSNPsデータベースとして新たに始まった国際Hapmap計画の公開されたSNPsデータの中でもX染色体(性染色体)についてのGenotypeデータを数値例として解析したものである。我々の手法が、旧来の手法に比べてより妥当な領域を同定し、同定するための計算時間が飛躍的に短縮できたことを示した。 |
また、2005年12月に上記International Statistical InstituteのひとつのセクションであるInternational
Association for Statistical Computingの中のアジア地域の国際会議The 5th IASC Asian Conference
on Statistical Computingが香港の香港大学で開催された。そこにおいて我々は、SNPsデータのようなbiallelicなモデルだけでなく、その他のデータについても適用できる拡張モデルを示した。(この研究報告についてはこの報告書に添付して提出している。) |
また、まだ結果は出ていないが、統合失調症に対しての疾患関連解析に着手し、10SNPsに対して、AVIZAK流のhaplotype tagging
SNPsを抽出し、Kamataniらが提案したQTLhaploというSNPsデータ遺伝統計関連解析を行っている。 |