2006年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書

氏名 石田 裕久 所属 人文学部心理人間学科
研究課題 現代社会と対人関係能力の育成
研究実績の概要
 申請者は先に、@対面的な場面で他者との直接的な相互作用を行う直接的対人関係行動、A互いが時間的・空間的に離れた形で行うコミュニケーション行動である間接的対人関係行動、B対人関係そのものを拒絶し、個人の中に埋没している対人関係排斥行動が、それぞれ時代とともにどのように変化してきたかのかなりラフな概観を行っている(石田2005「対人関係トレーニング」瞥見 人間関係研究 第4号 南山大学人間関係研究センター)。
 本研究の目的は、こうした社会と対人関係行動の関わりについて、さらに詳細な検討を加え説得的な論稿としてまとめることであった。その目指すところは、近年における子どもたちの直接的、間接的な対人接触機会の変動要因を探り、それが対人関係行動にどのような影響を与えているのかを考察するとともに、それを踏まえて、学校教育における「協同学習」の可能性・必要性について討論することにある。
 そのために、
1 1980年代後半から提起されだした、青少年のかかわる社会問題や子ども・青年自体の変容に関する論考・資料のレビュー、
2 日本における高度経済成長期以降の科学技術の進歩、情報化などにともなう社会生活の変化、たとえばスーパーマーケット、自動販売機、各種のコンピュータ・ゲーム機、インターネット、携帯電話等々の出現によって、子どもたちの生活がどのように変わっていったのかを対人関係の側面から辿ること、
3 上記1と2の考察を踏まえて、子どもたちの社会的発達という観点から、学校教育に今要請される課題とは何かについての検討を行ってきた。しかしながら、その対象領域の広範さによってまとめが予定通り進んでいないが、できるだけ早く報告をまとめたいと考えている。
「雑誌」の部 「図書」の部
@ 論文題目 「対人関係能力の育成と協同教育」 @ 書名
雑誌名 『協同と教育』(日本協同教育学会) 出版社
巻号 第4号 論文名
発表年月 2008年3月(予定) 発表年月
ページ 未定 ページ
著者名 石田 裕久 著者名
備考   備考  
A 論文題目 A 書名
雑誌名 出版社
巻号 論文名
発表年月 発表年月
ページ ページ
著者名 著者名
備考   備考  
B 論文題目 B 書名
雑誌名 出版社
巻号 論文名
発表年月 発表年月
ページ ページ
著者名 著者名
備考   備考