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2006年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 | |||||
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氏名 | 安田 文吉 | 所属 | 人文学部日本文化学科 | ||
研究課題 | 新内節正本・稽古本研究2 | ||||
研究実績の概要 | |||||
今年度も、昨年度に引き続き、新内節の周辺調査と、新内節に関わる近世浄瑠璃本・唄本、及びその他の芸能資料の調査・収集・整理を行った。これらの資料は、古書で売り出された場合、可能な限り取得しないと、半永久的に不明となるか、数年を経て所蔵者が判明する事が多く、それでは研究に差し支えができてしまう。したがって、今年度も、新内節及びそれに関わる資料の収集を精力的に行った。その結果、非常に珍しい、新内節正本『若木仇名草』を入手することが出来た。この本については、同じ作品の他の正本・稽古本との比較研究を行い、その研究成果を、「日本文化学科論集」第7号に、「『若木仇名草』考」として発表した。その他、長唄、常磐津の正本・稽古本をも収集した。 また、新内節の周辺調査として、香川県小豆島肥土山歌舞伎保存会所蔵の、歌舞伎台帳・義太夫節丸本の調査・収集を行った。さらに、十年以上継続して調査・収集・研究を行っている三重県津市の石水博物館所蔵の芸能資料(役者評判記・紋番付・絵番付・役割番付・見せ物番付等)の調査・収集・研究をも、併せて行った。 購入、デジタル写真等により収集した資料は、コンピューターを用いて、作品毎に、正本・稽古本のデータベースを作成した。また、現行曲については、正本資料の他、実演をVTR及びテープによって音声資料としても収集し、詞章と併せて譜についても、古体資料及び流派間の比較を行い、節の変遷についても検討したが、今年度も、昨年に引き続き、文献資料の調査収集に重点を置いたので、本研究の目的である、新内節研究の基礎となるべき資料の収集整理による、新内作品の正確な詞章の決定、作成は、次年度以降としたい。 次年度以降も本研究課題による調査研究を続ける予定。 |
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「雑誌」の部 | 「図書」の部 | ||||
@ | 論文題目 | 「『若木仇名草』考」 | @ | 書名 | |
雑誌名 | 『南山大学日本文化学科論集』 | 出版社 | |||
巻号 | 第7号 | 論文名 | |||
発表年月 | 2007年3月31日 | 発表年月 | |||
ページ | pp.19〜33 | ページ | |||
著者名 | 安田 文吉 | 著者名 | |||
備考 | 備考 | ||||
A | 論文題目 | A | 書名 | ||
雑誌名 | 出版社 | ||||
巻号 | 論文名 | ||||
発表年月 | 発表年月 | ||||
ページ | ページ | ||||
著者名 | 著者名 | ||||
備考 | 備考 | ||||
B | 論文題目 | B | 書名 | ||
雑誌名 | 出版社 | ||||
巻号 | 論文名 | ||||
発表年月 | 発表年月 | ||||
ページ | ページ | ||||
著者名 | 著者名 | ||||
備考 | 備考 |