|
|||||
2006年度 パッヘ研究奨励金T-A-2(特定研究助成・一般)研究成果報告書 | |||||
|
|||||
氏名 | 田中 実 | 所属 | 法学部法律学科 | ||
研究課題 | 17世紀オランダ・ローマ法学の合意論 | ||||
研究実績の概要 | |||||
1.17世紀から18世紀のオランダ典雅法学の合意論、契約論に関する一次史料を収集を行った。Johannes VoetのCommentariaなど、実務文献としても普及し利用が比較的容易なものに加え、古代ローマ法の復元により志向する、人文主義的な色彩がより強く、利用が困難なArnoldus Finniusのtractatus de pactisなどを入手した。 2.4月22日、慶応義塾大学で開催された法制史学会において、「法文の解釈について―近世法学史からの若干の模索」と題して、中世法学との比較から、人文主義法学の法解釈について報告し、参加者からの貴重な意見を受けた。 3.通常のラテン語辞書では不十分な、ローマ法の専門用語について、ラテン語、ドイツ語の訳語、そしてローマ法大全での利用箇所の指示がパソコン上で利用できるようにデータ化を、他大学の大学院生の協力のもとで、進め、史料邦訳の時間短縮の基盤を整備した。 4.中央大学法学部の教員(古典ローマ法研究者)と、半期間にわたり、人文主義法学者の作品の逐語訳の研究会を行った。 5.5月25日、中央大学多摩キャンパスにて開催された、コンセンサスに関するシンポジウムにおいて、「17世紀オランダ法学3作品の合意論―特に連帯債務者の不訴求合意の効力について―」というタイトルで、研究報告を行った。 6.国際書院から発刊されている法文化学会の叢書の最新号『法とコンセンサス』(仮題)に、「『合意は守らなければならない』と『合意からは訴権ではなく抗弁が生じる』―17世紀オランダ法学の作品から―」を投稿した。目下、校正原稿作成段階である。 |
|||||
「雑誌」の部 | 「図書」の部 | ||||
@ | 論文題目 | @ | 書名 | 『法とコンセンサス』(仮題) | |
雑誌名 | 出版社 | 国際書院 | |||
巻号 | 論文名 | 「「合意は守らなければならない」と「合意からは訴権ではなく抗弁が生じる」―17世紀オランダ法学の作品から―」 | |||
発表年月 | 発表年月 | 2007年3月 | |||
ページ | ページ | 未定 | |||
著者名 | 著者名 | 田中 実 | |||
備考 | 備考 | ||||
A | 論文題目 | A | 書名 | ||
雑誌名 | 出版社 | ||||
巻号 | 論文名 | ||||
発表年月 | 発表年月 | ||||
ページ | ページ | ||||
著者名 | 著者名 | ||||
備考 | 備考 | ||||
B | 論文題目 | B | 書名 | ||
雑誌名 | 出版社 | ||||
巻号 | 論文名 | ||||
発表年月 | 発表年月 | ||||
ページ | ページ | ||||
著者名 | 著者名 | ||||
備考 | 備考 |